注目! [保健健康] WHO東京事務所-UHCナレッジハブが開所

WHO(世界保健機関)東京事務所-UHCナレッジハブ開所式典(7/14)《厚生労働省》

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世界保健機関(WHO)は14日、WHO東京事務所―UHCナレッジハブ(東京都千代田区)を設置し、同所で開所式を開いた。UHC(Universal Health Coverage)は、全ての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを支払い可能な費用で受けられる状態を指す。
 
日本政府は2030年までのUHCの実現に向けて世界銀行やWHOと連携し、開発途上国のUHC達成のための知見共有や人材育成を行う世界的な拠点として「UHCナレッジハブ」の取り組みを進めてきた。WHO東京事務所は、WHOでのUHCナレッジハブの取り組みの中心的な機能を果たすとともに、日本政府とWHOとの連携窓口としての役割が期待されている。
 
この日開かれた開所式典には、▽上野賢一郎厚生労働相▽カリプソ・チャルキドウ氏(WHO業績管理・財政・事業実施部部長)▽マティアス・ヘレブレ氏(WHO東京事務所-UHCナレッジハブ所長)▽野崎慎仁郎氏(WHO東京事務所長代理)▽武見敬三氏(元厚労相)▽迫井正深氏(厚労省医務技監)▽三村淳氏(財務省財務官)▽中村亮氏(外務省地球規模課題審議官)▽高見博氏(世界銀行東京事務所駐日特別代表)-らが出席した。
 
式典でWHOのチャルキドウ氏は、日本政府の力強いリーダーシップに謝辞を述べ、ヘレブレ氏は「皆さんとともに働けることを大変光栄に思う」と挨拶。また、WHOのテドロス・アダノム事務局長によるビデオメッセージが上映された。
 
それを受け、上野厚労相は「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの実現は、全ての人々が、経済的困難を伴うことなく必要な保健医療サービスを受けられることを目指す、国際社会共通の重要課題」と強調。「日本としても、国民皆保険制度を達成・維持してきた経験を踏まえ、その推進に尽力してきた」とする一方で、「人口の高齢化や、財政制約の深刻化、複雑化する多国間協力など、国際保健を取り巻く環境は大きく変化しており、国主導での自立的な保健システムへの移行の重要性が、一層、高まってきている」と述べた。
 
その上で「各国が経験や知見を共有し、より強靱で包摂的な保健システムを構築していくことは不可欠」とし、「そのための新たな拠点として、隣にある世界銀行東京事務所に加え、WHOの東京事務所が、UHCナレッジハブの一角としてこの度設立された意義は、極めて大きい」との考えを示し、WHO、世界銀行、財務省など関係機関と「力を合わせ、各国におけるUHC達成に向けた挑戦を力強く支えていく」と語った。
(『病院新聞』2026年7月23日)
 
※この記事に資料はありません。
(資料公表日 2026-07-14/MC plus Daily)
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