厚生労働省は6月26日、「令和7年(2025年)社会医療診療行為別統計」の結果を公表した。それによると医科の1件当たり点数は入院が6万2,185.1点(前年比1.9%増)、入院外が1,520.5点(2.8%増)となり、いずれも前年に比べて増加した。
医科入院の1日当たり点数は前年比2.7%増の4,333.1点だった。診療行為別の内訳では「入院料等」(1,433.4点・構成割合33.1%)が最も高く、次いで「診断群分類による包括評価等」(1,292.3点・29.8%)、「手術」(847.7点・19.6%)など。1件当たり日数は14.35日で、前年に比べて0.11日減少した。
医科入院外の1日当たり点数は1,032.6点となり、前年比で3.6%増えた。診療行為別内訳では、「検査」(191.6点・18.6%)、「注射」(157.3点・15.2%)、「初・再診」(126.6点・12.3%)の順に高い。1件当たり日数は前年比0.01日減の1.47日だった。
後期医療の1件当たり点数は入院1.7%増、入院外2.3%増
一般医療・後期医療別でみた医科入院の1件当たり点数は、一般5万9,862.7点(前年比2.1%増)、後期6万4,127.2点(1.7%増)。1日当たり点数は一般5,174.4点(3.5%増)、後期3,845.1点(2.4%増)となった。年齢階級別の1日当たり点数は「0?14歳」(7,464.6点)、「65?74歳」(4,976.8点)で高く、「75歳以上」(3,882.6点)が最も低かった。
診療行為別の構成割合をみると、後期は一般に比べ「入院料等」、「リハビリテーション」などが高く、「手術」や「診断群分類による包括評価等」は低い傾向にある。1件当たり日数は一般11.57日、後期16.68日だった。
医科入院外の1件当たり点数は、一般1,372.4点(前年比2.5%増)、後期1,868.3点(2.3%増)だった。1日当たり点数は一般981.3点(3.2%増)、後期1,135.1点(3.9%増)。年齢階級別では「65?74歳」(1,177.8点)が最も高く、「75歳以上」(1,119.0点)がこれに続く。最も低いのは「0?14歳」(643.9点)だった。
診療行為別の構成割合を比較すると、後期は一般よりも「在宅医療」などが高く、「初・再診」などは低かった。1件当たり日数は一般1.40日、後期は1.65日だった。
薬局調剤は1件当たり点数4.1%増、受付1回当たり点数5.2%増
薬局調剤の1件当たり点数は1,160.9点(前年比4.1%増)、受付1回当たり点数は973.4点(5.2%増)だった。調剤行為別の内訳は、「薬剤料」707.5点(構成割合72.7%)、「調剤技術料」141.0点(14.5%)、「薬学管理料」122.8点(12.6%)―などとなった。1件当たり受付回数は前年比0.01回減の1.19回だった。
後発医薬品の使用状況をみると、薬剤種類数に占める後発医薬品の種類数の割合は全体で86.7%となり、前年比で4.3ポイント増と大きく伸びた。内訳は入院79.5%(前年比2.4ポイント増)、院内処方(入院外・投薬)75.8%(5.0ポイント増)、院外処方(薬局調剤)88.6%(4.0ポイント増)。入院外の伸びが大きく、24年10月から始まった長期収載品の選定療養の影響がうかがえた。
25年8月審査分として審査決定された医療保険制度の診療報酬及び調剤報酬明細書のうち、「匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)」に蓄積されている全データを集計した。